統計力学
2002年8月20日高校時代の友人Kと、以前私が鹿児島へ旅行したときに買ってきた芋焼酎を呑みました.
数時間の間、イイ感じで酔いながらお互いの近況報告などしました.
ところで、最近私はこの日記で「統計力学」という言葉をしばしば使っていました.
この統計力学、物理を専攻している(していた)人でなければなじみの薄い言葉であることを自覚しました.
理系のKでさえ、「統計力学なんて言葉ははじめて聞いたよ」と言ったので、ちょっとビビッて、そして、今まで軽々しくこの言葉を使った自分を反省したのでした.
そういえば私も日常生活で統計力学という言葉は聞いたことないし、使ったこともなかった・・・
統計力学は、熱力学の延長上にある分野で、物理学の中でも非常に重要で基礎的分野の一つです.
ところが、その統計力学自体、どんな基礎にたっているのかよく分からないというのが現状です.
エルゴード定理だったか中心極限定理だったか、詳しいことは私もよく知りませんが、統計力学の根幹をなす定理が、直感的には明らかに成り立つ定理なのに、数学的に証明できていないのだそうです.
で、4ヶ月ほど前、うちの大学の数学教授のひとりが、「統計力学は間違ってる」とか言い出して、「これから論文書く」と言ったそうですが、アレはどうなったんだろう・・・
コメント